1月11日の20時57分、山羊座21度でと月が重なり新月となります。
新月は今までやってきたことを一旦リセットし、新しく何かをスタートさせるのに最適な時。
2024年の最初の新月ですから、この1年をデザインし目標を立てるのに良いタイミングです。
山羊座は社会的な規範の中で役割を果たし、目標を達成し立場を得ようというエネルギーを持っています。
昨年12月の射手座新月では、射手座らしく伸びやかに、2024年に向けて夢や理想を大きく広げ、こう在りたいという姿をイメージされたかもしれません。
今回の新月ではそこから一歩踏み込んで、今の自分の立ち位置や、目の前の現実を確認したうえで、積極的に行動し結果を出していこうという流れとなります。
自分のモチベーションが上がるような目的を持ち、実現可能な目標を立て、1年の行動の指標とするのがお勧めです。
今年最初の新月のエネルギーに乗って、
2024年に何を達成したいのか?
目標を明確にしましょう。
但し、目標はあくまで目安であり変更が可能です。
プロセスにおける思考錯誤と体験が、魂にとっての恵となり地球の旅の醍醐味でもあります。
新月図
◎太陽・月は5ハウスにあり、9ハウス在室の天王星とトライン(120度)のアスペクトをとっています。
天王星のエネルギーが太陽・月に調和的に作用し、視野を高く持ちながらも自由に自分を表現し、変容、進化させていこうという性質があります。
これ迄とは違った道筋が閃めけばチャレンジしてみましょう。
新たな流れに乗ることができます。
根底からの変容を促す冥王星も同じハウスにありますから、何かを変えたい人にとっては追い風となる新月です。
◎AscとMCの支配星の水星は、7ハウス在室の海王星とスクエアを取ります。
また、新月と海王星とは緩めのセクスタイルとなります。
他者や社会との関わりから、夢やビジョンがもたらされ、あるべき理想が広がっていくこともあるでしょう。
場合によってはそれらの影響から思考が混乱し、明確な指針を持つことが難しく思えるかもしれません。
情報に惑わされることなく、冷静に取捨選択することも必要です。
慌てずに思考錯誤しながら、自分にとっての最適解を求めていきましょう。
◎その他、新月図の特徴的な天体配置としては、火星と木星がトライン、火星と土星がトライン、土星と木星がトラインで、この3つの天体で小三角形を形成します。
山羊座・火星は物事の実現や獲得に向けて、強い行動のエネルギーを持っており、それを木星が更に広げます。
エネルギーの焦点となるのは魚座・土星で、6ハウスにありますから仕事をはじめ自分の役割を粛々と果たしていくことに、行動力、実現力が注ぎ込まれます。
◎やはり注目しておきたい今後の冥王星の動き
2024年には冥王星が3回サインを移動します。
・1回目 2024年1月21日
山羊座から水瓶座に入り、その後5月3日から逆行
・2回目 2024年9月2日
逆行しながら山羊座に戻る
・3回目 2024年11月20日
10月12日から順行し、水瓶座へ入り約20年間水瓶座に滞在
冥王星の動きはゆっくりですから、2024年に冥王星が移動するのは山羊座29.20度~水瓶座0.59度の僅かな間です。
出生チャートで太陽・月をはじめ主要な天体や感受点が、不動サイン(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)の初期度数にある方、活動サイン(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)の最後あたりにある方は、特に直接的な影響を感じられることと思います。
2020年12月22日の、水瓶座でのグレートコンジャンクションから、風の時代はすでに始まっています。
冥王星は2023年3月から、山羊座と水瓶座の境目を行き来していましたが、2024年の11月20日を最後に、今後約20年間水瓶座に滞在します。
冥王星が地のサイン・山羊座から、風のサイン・水瓶座に完全に移動することで情報・知識に関わる多くの科学技術やインフラの発展が加速することはいうまでもありません。
それに加え、人の価値観もお金や物質、権力・地位など目に見えるものから、情報・知識、ネットワークなどへ、変化していくことになります。
特に、5月26日には拡大の天体である木星が地サイン・牡牛座から、風のサイン・双子座に移動し冥王星とは調和の配置となるため、その流れは加速することと思います。
すでにその兆候は出ていますが、地の時代には当たり前の事として権力により隠蔽されていた様々な不祥事なども、更に明るみに出て時代は変わっていくことでしょう。
物質性が生活や社会の構成において必須であることは今後も変わりません。
が、過剰な物質依存、例えば物やお金の多寡が地位や権力の象徴であったり、何かを所有することにより、安心・安定を手に入れようとする在り方は、変わっていくのではないでしょうか。
2024年は大地震や航空機事故という、過激な幕開けとなりました。
日々を明るく大切に過ごし、様々な変化を楽しみ乗り切っていきましょう。
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