10月15日2時55分、天秤座21度で太陽と月が重なり新月となります。
新月の太陽・月の傍にはサウスノードが位置し、金環日食です。
今回の日食を観察できるのは、北アメリカと南アメリカの1部で、日本からは見ることができません。
食の始まりは、10月15日0:41:52、食の終わりは04:04:08とのことで、約3時間半ほど続きます。(国立天文台HPの情報より)
蝕が起こるのは天秤座21度ですから、この度数付近に太陽、月をはじめ主要な天体や感受点を持つ方は影響を受けることになります。
10月14日~16日ぐらいにお誕生日の方は、出生図の太陽が天秤座20度~22度ぐらいに位置しますので、今後、何等かの変化を体験されるのではと思います。
日食も月食も年に2回づつありますので、影響を考えてもキリがありませんね。
が、自分の出生チャートに影響があるかどうか?確認せずにはいられません。
例えば・・・
2022年10月25日の日食は蠍座2度で起こりました。
私の出生図には、蠍座1度に月があります。
どのような影響があるかな~? 多分、体調面で変化がでるだろう・・・。
と予測していましたが、案の定、2023年1月に体調不良となり3月に人生で初めての入院&手術を体験しました。
トランシットの冥王星が蠍座1度の月に対してスクエアになっているもの影響したのだと思います。
幸い、1泊入院で済むような軽いものではありましたが、身体以上に内的な変化を体験することができました。
そしてまた、今回の日食は私の出生図の金星を中心とする重要なアスペクトの上で起こります。
おそらく、今後、影響が出て来るだろうと思います。
蝕の影響はその日すぐに感じる場合もありますが、数ヶ月後から感じることも多いですし、蝕が起こっている時間分の年(3時間⇒3年)影響があるという説もあります。
少し怖くもあるのですが、ある意味楽しみでもあります。
命あるものは、生命の安全確保・維持のために変化を嫌うのが自然な反応ですが、この世界に変化しないものなどは、なに1つありません。
始まったものは必ず終わるのが世界の必定で、手に入れた物質も社会的な立場も、人との繋がりや感情も、命も、必ず変化し終わります。
日食は変化を引き起こし、不要なものを手放すきっかけを作ります。
変化は痛みを伴うことが多いですが痛みを通して自我が学び、長いスパンでみると人生が前に進みます。
このプロセスを通して魂がスパイラルで成長していくのだと思います。
目先の都合不都合、損得で判断せず、視野を広げ安心感を持って大きな流れに委ねていけるとよいですね。
新月図
新月図を東京で作成すると、新月の太陽・月は2ハウスに在室しチャートルーラーの水星と合。
太陽の通り道である黄道と、月の通り道である白道の南の交点であるサウスノードの近くで太陽・月が重なり日蝕となります。
天秤座の太陽・月に対し、10月11日に順行に転じた山羊座・冥王星がオーブ緩めのスクエアの位置にあり、新月・日蝕と呼応し、変容と切り替わりのタイミングとなります。
尚、天秤座の太陽・月・水星を支配する金星は12ハウスにあり、土星とオポジションの位置にあり、太陽・月は、牡牛座の天王星とインコンジャクト(150度)のアスペクトを取っています。
新月のエネルギーは、やや自己抑制的で葛藤を調整しながら変容を目指しますので、
自分自身を自由に発揮するには、意志と行動のエネルギーが必要となってきます。
天秤座はのキーワードは、バランス、社交、公平、正義、さetc。
他者や社会との関係性において、バランスを取り調和させていくことがテーマとなります。
自分が結んできたパートナーシップ、他者との繋がりや社会との関わりを今一度、知的に客観的に見直すのに良いタイミングとなります。
そのプロセスで、これまで続いていたけれど今は不要となった社会や人との関係を一旦リセットし、違う流れを呼ぶような動きも出て来る可能性があります。
他者や社会とのより良い関係性を築いていく。
他者を優先し自己犠牲的になるのではなく、争って優位に立とうとするのではなく、自分も人も共に生かし共に幸せである、という在り方を模索していく。
平等とか公平とかは、理念だけで終わりそう。理想論ではないか?
という気持ちが頭をよぎるかもしれません。
社会は既存の価値観で動き、男女の真の共生の実現一つとっても道は遠いように思います。
ならば・・・
自分は自分自身を尊重し公平に扱っているのか?
何かに屈していないか?
気持ちの良いパートナーシップを築こうとしているか?
他者に対して公平な態度で接しているか?
など、自分自身に問いを発してみると、それらを阻む心の在り方や構造に気付くことができるかもしれません。
気付いた後は、勇気をもって行動レベルで自分を変化させていくのみです。
社会を変えるのは、一人一人の在り方や思考と行動が源となります。
冥王星は、2024年1月21日に山羊座から水瓶座に移動、9月2日には山羊座に戻り、本格的に水瓶座に移るのは2024年11月20日です。
水瓶座が象徴する自由で平等な社会の実現を目指す時期まで、山羊座・冥王星時代にまだまだ取り組むべき社会の課題は多いようです。
その中のプロセスとして、天秤座の新月・日蝕は自分自身の人や社会との関わりを見直し、個人としての在り方をクリアに、成長させていくタイミングです。
このエネルギーを効果的に使っていきましょう。
天空の星々、お花や樹々のエネルギーと響きあいながら、心の奥にある輝きにふれ癒しと解放をもたらすセッションや講座を行っています。
マインドフルネスセラピストの徳田純子です。blogをご訪問頂きありがとうございました
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