2022年3月3日2時35分、魚座の13度で新月となります。
3月21日に迎える春分を前にした、最後の新月です。
太陽は牡羊座の0度で春分を迎えた後、
1年をかけて12のサインを巡り、体験と学びを重ねていきます。
12サイン(星座)の最後である魚座は、
広くて深い海や霧のようなイメージ。
清濁をあわせ飲みます。
時間や空間の縛りを取り払い、
意識と無意識、良い悪い、光と影、
自他の境界線を取り払った世界です。
社会的な価値観はそこに存在しません。
浄化、癒し、利他、博愛、夢、芸術、
幻想、超感覚、夢、欺瞞・・といったキーワードがあります。
魚座では太陽が廻った牡羊座~水瓶座までの
1年間の体験を、全て飲み込み融合させてエッセンスを導きだします。
海は地球上の全ての命の源であり、
心や体の浄化作用があります。
占星術の視点では、今年最後のサイクルの
魚座の新月は、まさにデトックスに相応しいタイミングです。
新月の太陽・月は魚座に位置し、拡大と発展の天体
である木星がコンジャンクション(0度)。
また海王星も魚座に位置しています。
これら3天体と、天王星はセクスタイル(60度)の配置です。
天王星の刷新のパワーを使いながら、
この1年間に溜め込んだ感情を浄化、
不要な持ち物の処分や、ダイエットをし、
心身や環境を整えて新しいスタートを切る準備をしましょう。
また、新月図では新月の太陽・月、木星と
土星、水星の5天体が2ハウスに在泊しており、
2ハウスが強調されています。
水星・土星のタイトな合は、水瓶座にあり
論理的かつ堅実で、社会に役立つ知性をイメージさせます。
2ハウスは持って生まれた才能・資質や収入を表します。
自分の才能や資質をブラッシュアップし、
他者や社会の為に役立つよう、循環させると良いでしょう。
今回の新月図で気になる配置は、山羊座での
冥王星・火星のタイトなコンジャンクション(0度)です。
側には金星もあり3天体がコンジャンクションしています。
冥王星は12サインを一回りするのに248.5年、
火星は2年~2.5年かかります。
ですから約2年毎に火星と冥王星は出会って重なります。
前回は2020年3月23日。
ダイヤモンドプリンセス号でのCOVID-19の
感染拡大やその後対応などが連日報道され、
感染拡大の気配が意識され始めたころでした。
冥王星は何かを徹底させたり、限界を超えた事態を引き起こす天体です。
冥王星、火星、金星の3天体は、
自分自身を示す第1ハウスに在泊しています。
マンディーンでは、国民・世論を表します。
火星は戦い、欲しいものを獲得する天体ですから、
このタイミングで起こったトラブルだけでなく、
恋愛も、社会的な価値観で得たいものを
獲得するための行動も、大きなパワーを伴って
動いていくことが予想されます。
金星、火星、冥王星の3天体には海王星が
セクスタイル(60度)の配置にあり、
その意識を拡大させていますので、
自分自身を積極的に押し出していけるタイミングです。
社会が求める事と自分が表現したいものとの
間には齟齬が生じる可能性があるため、
常に客観的な視点に立った調整が必要です。
また、自分を押し出す、獲得するという意識は、
社会的には必要なことではありますが、
内なる戦いの火種であることも自覚しなければなりません。
残念なことですが地球上では常に争いや戦いがあります。
平和のために、行動することはもちろん大切なこと。
大きなものも小さなものも、
外にある戦いは私達の内側にあるものの現れです。
怖れや怒り、貪欲さや、愚かさに気づいて受け止め、
先ずは自分の心の中での戦いに終止符を打ち、
内なる平和を実現してかなければと思います。
新たな始まりの準備となる魚座の新月で、
心身と環境の浄化をし、慈愛を芽生えさせていきましょう。
天体配置
①新月は魚座にあり、木星とコンジャンクション(0度)
海王星も魚座に位置する。
②新月の太陽・月、木星と天王星はセクスタイル(60度)
③2ハウスに新月の太陽・月、木星、土星、水星の5天体が在室。
④金星・冥王星・火星がコンジャンクションし、1ハウスに在室。
これら3天体は海王星とセクスタイル。
MCとスクエア。
「天に星 地に花 人に愛」
天空の星々、お花や樹々のエネルギーと響きあいながら、心の奥にある輝きにふれ癒しと解放をもたらすセッションや講座を行っています。
マインドフルネスセラピストの徳田純子です。blogをご訪問頂きありがとうございました